げらげら

ノンフィクションとは限りません。

決心したと思っていながら、心に不安が張り詰めていて、ここ最近は苦しい。不安だけを帯びながら、その理由が判然としないのだから、心というのはやりきれないと、つくづく思う。

言ってしまえば「新しい環境への不安」で、そう表すと少しだけ気が楽になるのだが、それだけでは済まないような気もする。「自分のいまの選択によって、今後の自分が大きく変わる」という重圧がかかっている、と表現した方がより近そうだ。そう考えると両者の差は、選択の余地という点に集約される気がする。まだいまは選択の余地が残されているから、迷いが生まれる。もう決まったことなら進むしかないが、まだ選べるから怖い。ならばこの苦しさも、そう長くは続かないと祈りたい。

いっそのこと、誰かが勝手に選んでくれた方が楽だと思った。選べることは良いことかもしれないが、少なくとも楽ではない。特に、澱の積もった心では生きていけない、俺のような人間には。